くらし情報『“下肢が変形していく難病”の女性が、みんなが主役になれる街づくりを目指し奮闘中』

2017年8月10日 09:00

“下肢が変形していく難病”の女性が、みんなが主役になれる街づくりを目指し奮闘中

障害がある人や高齢者でも安心して出かけられるバリアフリーな街のシステム“タウンモビリティ”を中心商店街で実現した高知市。その原動力となったのは、1歳半のとき成長とともに下肢が変形していく難病と診断され、10度以上の手術を乗り越えた女性だった。走り出したら止まらない、人並みはずれた行動力で、みんなが笑顔になれる街づくりに今日も奔走する──。

◇◇◇

「ぼくらはみんな生きている/生きているから歌うんだ」

観光名所「はりまや橋」にほど近い、高知市中心商店街の一角から歌声が聴こえてくる。高知にゆかりの深い、やなせたかしさんの作詞、『手のひらを太陽に』だ。

商店街を行き交う人は、懐かしい歌の響きに惹かれて足を止め、中を覗き込み小さな声で口ずさむ。ふらりと立ち寄り一緒に歌う人もいる。7月8日、「タウンモビリティステーションふくねこ」では毎月第2土曜日の恒例の「童謡教室」が行われていた。

「ふくねこ」は、「NPO法人 福祉住環境ネットワークこうち」の愛称で、障害のある人や高齢者の福祉住環境の整備を柱に据え、行政、商店街、当事者、支援者を緩やかにつなぎ、物理的にも精神的にもバリアフリー化を目指して活動する団体だ。

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