くらし情報『『わろてんか』モデルの吉本せいさんの生涯「笑いの陰に多くの涙」』

2017年10月12日 06:00

『わろてんか』モデルの吉本せいさんの生涯「笑いの陰に多くの涙」

『わろてんか』モデルの吉本せいさんの生涯「笑いの陰に多くの涙」
吉本せいさん社会貢献が認められ1928年には紺綬褒章を授与された
10月2日よりスタートした、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』。葵わかな演じるヒロイン・藤岡てんのモデルが、吉本興業の創業者である吉本せい

「せいはお笑いでなくても、ほかの仕事でも何でもできる人だったと思います」

そう話すのは、『吉本興業の正体』(草思社)の著者である作家の増田晶文氏だ。

“笑いの女王”と呼ばれたせいだが、私生活は決して“笑い”だけではなかった。その波瀾万丈の生涯を知れば、きっとドラマを何倍も面白く見られるはず─。

■(1)夫の放蕩ざんまいの末に

大日本帝国憲法が公布された1889年(明治22年)に、せいは兵庫県明石市で林家の三女として生まれる。綿や麻などを扱う太物商だった両親は、彼女が生まれてすぐに大阪の天神橋筋に引っ越し、米穀商を始めた。

10歳になったせいは、行儀見習いで米穀仲介業の名門商家に奉公に上がる。ここは倹約家で知られ、食事をあまり進ませないよう、奉公人に悪臭の漂うところでご飯を食べさせたというほど。のちにせいが“倹約第一”という考えを持つのは、このころの体験が影響しているのだろう。

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