くらし情報『生涯現役を貫いた医師・日野原重明先生、105年間の「命」の使い方をたどる』

2017年12月27日 09:00

生涯現役を貫いた医師・日野原重明先生、105年間の「命」の使い方をたどる

生涯現役を貫いた医師・日野原重明先生、105年間の「命」の使い方をたどる
日野原重明さん
病院の現場に、講演に、医療の刷新運動に……100歳を越えてなお、新しいことに挑戦し、他人の命のために自分の命を使い続けてきた日野原重明さん。人生の最後まで実践し続けてきた「命」の使い方に迫る──。

◇◇◇

この人ほど「命」について伝わる言葉で話した医師はいないかもしれない。

日野原重明さん。7月、105歳で亡くなったが、人生の後半は、子どもたちに「いのちの授業」を通して、命とは何かを伝える活動を続けていた。その授業をそばで聞いた人たちの話をまとめると次のような要旨になる。

生命誕生から40億年という時間軸でみると、私たちがいま生きているときは、砂粒程度の小さな存在かもしれない。でも何億年もの間、受け継がれてきたいのちをあなたたちは授かった。何か意味があるはずだ。

いのちはどこにあると思う?心臓?頭?心臓は血液を全身に送るポンプ、頭は考えたりするとき使う。でもそれらは身体の一部にすぎない。では、いのちは何かといえば、目に見えないものなんだ。掴むことも触ることもできない。でも感じることはできる。

葉っぱがそよいでいるのを見て、風が吹いているのを感じるみたいに。

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