2017年12月27日 18:30
今くるよさん、独身貫きお笑い一筋!相方を失っても “女芸人魂” を次世代へ
爆笑に次ぐ爆笑で、40分以上もかけあいが続いた。観客は笑い疲れており、その後、舞台に出ていくのはどう考えても不利だったが、「色を変えるには女性コンビがいい」と次の出番にいくよ・くるよが指名された。
「次は女コンビの『今いくよ・くるよ』」と紹介された。といっても、観客のほとんどは名前も顔も知らなかったに違いない。「月賦でそろえた」ピンクのドレスに身を包み、ふたりは大緊張しながら舞台に出て行った。オンエアか引退か。『私はモテたい』というネタで、勝負は始まった。
「『いくよちゃんの胸はAカップ。私のお腹はワンカップ』というネタで、私がお腹を叩いたらパチーンとええ音が鳴って、お客さんがドーンと飛んだ。それほどウケたんです。それからも必死で叩き続ける漫才をやって、やっと舞台を終えて袖に帰ったときに、やすし・きよし師匠が“お前ら1着やな”と言うてくれはったんです」
収録の3か月後、無事にオンエアされ、お腹の音も、観客が飛びあがるほど笑った姿も、画面に映った。
■未婚のまま漫才ブームに突入
「オンエアされてよかったなぁ、と喜んだ翌日から世界が変わりました」
お笑い番組はもちろん、久米宏司会の『おしゃれ』などそれまで芸人が出なかったような番組まで、さまざまな番組からの出演依頼が殺到。
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