くらし情報『下請け工場から世界一を目指す兄弟の挑戦、進化系 “魔法の鍋” 開発秘話』

2018年3月10日 10:00

下請け工場から世界一を目指す兄弟の挑戦、進化系 “魔法の鍋” 開発秘話

下請け工場から世界一を目指す兄弟の挑戦、進化系 “魔法の鍋” 開発秘話
鍋で炊くご飯の美味しさを目指して開発。基本的な炊飯モードはもちろん、中火、弱火、極弱火といった調理モードを備えるのが特徴。バーミキュラの特徴とする無水調理はもちろん、炒め調理、お菓子作りまでこれ1台でこなせる。86184円

「職人さんたちの、自信に満ちた笑顔を取り戻したい」

その思いから、“世界一の鍋”への挑戦が始まった。

舞台は『愛知ドビー株式会社』。1936年、船舶などの精密部品を製造する鋳造所、下請けの町工場として誕生した。その後、繊維機械メーカーとして発展を遂げるが、産業の衰退とともに、業績は低迷していったという。この状況を打開しようと、兄・土方邦裕さんが家業を継ぎ、弟の智晴さんもそれに続いた。

「僕も兄も、よく職人さんとキャッチボールして遊びました。みんな“うちの機械は世界一だ”って胸を張っていましたよ。だけど、だんだん下を向いて歩くようになってしまって……。なんとか昔の活気を取り戻したかったんです」(智晴さん、以下同)

入社してすぐ、邦裕さんは鋳造の、智晴さんは精密加工の職人となり、技術を磨いた。

「うちは職人の集団だったので、会社を変えるには、まず自分たちがいちばんの技術者になる必要があったんです」

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