くらし情報『東日本大震災をバネに、味とセンスで勝負した『サヴァ缶』ヒットの理由』

2018年3月11日 10:00

東日本大震災をバネに、味とセンスで勝負した『サヴァ缶』ヒットの理由

商品の核となるデザインは外部の会社に依頼。こだわったのは「棚に置いたとき、圧倒的に目立つこと」と「女性でも購入しやすいこと」だ。

「日本の缶詰は総じてやさしい色みが多く、この並びに原色をぶち込めば絶対に目立つと確信していました。また、ターゲットは女性と決めていたので、部屋に来た彼氏に見られても、ママが旦那さんやお子さんに出しても、恥ずかしくないデザインを目指したんです」(高橋さん)

肝心の味については、首都圏の女性に試食をしてもらいながら、何度も改良を重ねた。

「普通の開発は長くて半年程度。しかし徹底的にこだわり、第2弾のレモンバジル味なんかは完成までに1年半ほどかかりました」(佐々木さん)

こうして完成したサヴァ缶は、今年の1月時点ですでに280万缶以上を販売し、いまなお品薄が続いている。

「あれだけ被害を受けた東北からも、大ヒット商品は作れる。まだまだやり直せる。そんなモデルケースになれたかなと思います」(高橋さん)

ちなみに、フランス語で「元気?」を意味する商品名「Ca va?(※Cにセディーユ)」は、開発中に高橋さんがサバ缶とかけて思いついたダジャレだそう。

しかしそこには、被災地から応援してくれた人々への、感謝を込めたメッセージが隠されている。

みんな元気?こっちは元気にやっているよ。

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