くらし情報『思いがけない妊娠を誰にも言えず、孤立する女性たちーー背景にある“関係性の貧困”』

思いがけない妊娠を誰にも言えず、孤立する女性たちーー背景にある“関係性の貧困”

2018年2月18日 17:00
 

昨年11月、大阪府寝屋川市でバケツにコンクリート詰めにした4人の乳児の遺体が見つかった事件は、世間に大きな衝撃を与えた。母親である容疑者は「ずっと悩んでいて相談できる人がいなかった」と警察に話したという。

生まれたばかりの乳児がトイレやゴミ捨て場などに遺棄される事件は、各地で後をたたない。今年1月31日には、自宅トイレで産んだ乳児の遺体を押し入れに遺棄したとして、大阪府箕面市の19歳の少女が死体遺棄の疑いで逮捕された。少女は祖父母と母親と暮らしていたが、妊娠を知らせていなかったという。

厚生労働省のデータによれば、児童虐待死で最も多いのは、0歳0か月0日、つまり生まれたその日に亡くなってしまう赤ちゃんで、加害者の9割は母親であるという。そしてそのほとんどが妊婦検診未受診で、母子手帳未交付の状態だ。

思いがけない妊娠を誰にも言えず、孤立する女性たちーー背景にある“関係性の貧困”
※写真はイメージ■母親を責めて問題は解決するのか

こうした遺棄事件や虐待死に対して、世間では母親を糾弾する声が多い。しかし、果たしてそれだけで問題は解決するのだろうか。

「妊娠した女性が孤立しているため、誰の手も借りられず1人きりで出産に至り、母子の安全が守られなかった結果だと思うのです。

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