くらし情報『DA PUMPは一周回ってカッコいい、ハロプロ&ジャニーズに共通するダサさの極み』

DA PUMPは一周回ってカッコいい、ハロプロ&ジャニーズに共通するダサさの極み

2018年7月14日 11:00
 

DA PUMPは一周回ってカッコいい、ハロプロ&ジャニーズに共通するダサさの極み
DA PUMPのISSA
最新シングル『U.S.A.』が「ダサかっこいい」と、にわかに注目を集め、YouTubeのミュージックビデオ再生回数が2000万回を突破。現在、“再ブレイク”中のDA PUMP。

『U.S.A.』に注目が集まった大きなきっかけは『ハロー!プロジェクト』に所属するアイドルのファン、“ハロヲタ”が食いついたことだった。

■基本的に、いろいろダサいんです

「『U.S.A.』のミュージックビデオのインパクトですね。ビビッドな色使い、そしてシンプルなセットと照明は、どこかチープさも漂い、ある意味で洗練されていない。

そして、映像の中にカタカナで『アメリカ』と画面いっぱいに映し出され、ゲームの『スペースインベーダー』とともに、インベーダーのような謎のステップ。初めて見たのに、どこか親近感を覚える。直感的に、ハロプロに似た空気を感じ取ったようです」

と、アイドル事情に詳しい雑誌編集者は言う。

「そもそも2018年の今、なぜかユーロビートのカバーをリリースするというチョイスも含めて、基本的に、いろいろダサいんです。

だけど、それをやり切る。しかも、クオリティの高いダンスと、オリジナルメンバーであるISSAの変わらぬハイトーンボイスでの歌唱力。パフォーマンスのクオリティが非常に高い。それこそハロヲタが愛でる空気感、見たかったものとして、しっくりきたのだと思います」

結果、DA PUMPのリリースイベントにハロヲタが詰めかけ、曲に合わせて「オイ!オイ!」「フッフー!」、さらには「L・O・V・E ラブリーISSA!」など、ハロプロのアイドルを応援するノリでコールを入れたり、“フリコピ”(振り付けをマネする)の現象も見られるようになった。

「握手会にも参加して『ハロプロファンですが、来ました!』と告げられ、DA PUMPのメンバーも非常に喜んでいました。SNS上でハロヲタに感謝したり、ハロプロについての感想を書いたりするメンバーもいるほど。

大手CDショップでは、ハロプロコーナーの試聴台の目立つ場所に『U.S.A.』のCDを置いたりするなど、もはやDA PUMPがハロプロの一員である錯覚をおぼえるかのような状況です」(前出・編集者)

この、一見ダサく見えることをやり切ることで、一周回ってカッコよくなる感じのDA PUMP。それと、同じような雰囲気をかもし出す集団が、他にもある。

ジャニーズですよね。もちろん、ジャニーズは最新の流行に合わせたり、王道を行くパフォーマンスもありますが、その本流の一つは、やはりどこか“ダサかっこいい”もの。実は、ハロプロとジャニーズの両方を応援するファンも少なくありません」

と、ある芸能記者は言う。

ハロプロとジャニーズの親和性の高さは、これまでにもよく指摘されることがあった。とはいえ、ジャニヲタがDA PUMPを応援するという現象は、現時点ではなさそうだ。

「『U.S.A.』のわかりやすいユーロビートは、デビュー当初のV6と通ずるものがあります。ローラースケートを履いて剣を振り回したり、ステージに巨大な龍が登場したり。独特の解釈で日本の美を表現するなど、ファンには『トンチキ』と呼ばれる美学があります。

古くはシブがき隊光GENJI、デビュー当初のSexy Zoneの曲の世界観もそう。そういう意味でDA PUMPの『U.S.A.』も、ジャニヲタの琴線に触れる部分は、当然、大きいのでは。

しかしジャニヲタが、他事務所の男性アイドルグループのファンになるのは少数だと思います。“担降り”という言葉があるように、贔屓(ひいき)を変える場合、ジャニーズの他のグループのファンになるケースの方が、圧倒的に多いですね」(前出・芸能記者)

ジャニヲタのハートをグッとつかむ何かを獲得することができた時、DA PUMPの再ブレイクはホンモノになったと言っていいのかもしれない。

<取材・文/渋谷恭太郎

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