くらし情報『<直木賞受賞>島本理生さん “初恋”という意味のタイトルをつけた理由』

2018年7月18日 22:05

<直木賞受賞>島本理生さん “初恋”という意味のタイトルをつけた理由

<直木賞受賞>島本理生さん “初恋”という意味のタイトルをつけた理由
島本理生さん撮影/北村史成
臨床心理士の真壁由紀は、父親を刺殺した女子アナ志望の女子大生・聖山環菜に関するノンフィクション本の執筆を依頼された。自身の過去を振り返りつつ、環菜とその周辺の人々と接するうちに、意外な真相が明らかになっていくが……。

第159回直木賞に選ばれた島本理生さんの最新作『ファーストラヴ』(文藝春秋)は、家族という名の迷宮を描いた傑作長編だ。

■女性が女性を救う物語を描きたかった

「これまでいろいろな形の恋愛小説を書いてきたのですが、次第に女性のなかには恋愛では救いきれないものがあると思うようになりました。今回、いちばん最初にあったのは、男性には理解できない女性の心理や問題を女性が救う小説を書きたいという思いでした」

物語は臨床心理士である由紀の視点で綴られている。島本さん自身、もともと心理学や精神医学に関心があったのだという。

「10代のころ、図書館の心理学のコーナーで臨床心理学の本に出あい、小説と並行して読むようになりました。例えば、あまりにもショックな出来事を経験すると人は記憶がなくなるとか、その記憶が10年後、20年後に突然よみがえることもあるとか。

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