くらし情報『「人生100年時代」と言うけれど 101歳の母を看取った80代シングル女性の現実』

2018年9月2日 21:00

「人生100年時代」と言うけれど 101歳の母を看取った80代シングル女性の現実

でも、100歳まで生きることになったら。

わたしが主宰する、おひとりさまをつなぐNPO法人・SSSネットワークの会員の中には、人生100年時代を象徴する体験をしている人が出てきている。

正子さん(仮名)は、現在84歳になられたシングル女性だ。経理の仕事で成功し、現在は悠々自適の生活だが、ご自宅のマンションにお邪魔した時のことを、わたしは忘れることができない。

■ひとり暮らしの部屋のベッドに寝ていたのは

ひとり暮らしのお部屋と言えば、その人らしいインテリアで、コーヒーの香りが漂っていたりするものだが、わたしが目にしたものは、リビングルームの左端に置かれたテーブルセットと、右側の壁にあった病院でよく見るベッドだった。わたしは、見慣れない光景に一瞬ひるんだ。

ベッドには明らかに死が近づいている正子さんの母親が寝ていた。正子さんにはお兄さんがいるが、弱くなった母親を引き取ることに嫁が反対したそうだ。家庭をもつと息子は嫁のものになりがちだ。正子さんのお兄さんも同じだった。子供がいる。時間がない。お金がない。部屋がない。の「ないないづくし」で同居を断ってきたのだ。

そこで、白羽の矢(?)がたったのが、独身で当時70代の妹だった。

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