くらし情報『「人生100年時代」と言うけれど 101歳の母を看取った80代シングル女性の現実』

2018年9月2日 21:00

「人生100年時代」と言うけれど 101歳の母を看取った80代シングル女性の現実

■老老介護の現実

「トイレに連れて行くのが一番大変。わたし40代じゃないのよ。70代よ。そのわたしが90代の母を引きずって、トイレまで行く。トイレにたどり着くまでに、私のほうが倒れそうになる。母の体重が軽くなったとはいえ、力が抜けている人の身体は重いのよ」

老女二人で真夜中の廊下にへたり込む時、悲しくなり涙が止まらなかったと正子さんは言うが、これが老老介護の現実だろう。

老いた自分が老いた母親の介護をすることも大変だが、老いて生きなくてはならない老いた母親のほうも大変だろう。このことを考えると、頭の中が出口のないトンネル状態になるのでやめる。

命は自分ではどうすることもできない。寿命を操作することはできないのは、頭ではわかっているが……。

7年間の介護の末に、母親が101歳で亡くなった時、ほっとしたと正子さんは語った。そう、ほっとしたのは母親も同じはずだ。

わたしの友人たちはひとり者が多い。そのせいか、よく、友人たちが集まると、「100歳まで生きたくないわね」という話になる。100歳までもどこまでも、どんな状態でも生きたい人もいるが、わたしは正直、そういう気持ちにはなれない。

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