くらし情報『村上春樹が小説作品中で唯一、取り上げた日本人ミュージシャンとは』

2018年9月9日 12:00

村上春樹が小説作品中で唯一、取り上げた日本人ミュージシャンとは

「このときは、作中に出てくるクラシックの曲を集めたコンピレーションCDが発売されたりしましたね。また、ジャズについては、’70年代にジャズ喫茶のマスターだったこともあり、いちばん思い入れが強いのかもしれません」

■音楽との接し方

ただ、近年になると作品における音楽の扱いが、次第にぞんざいになっていくと栗原さんは指摘する。

「ファンの間でも“次は何が出てくるか”と予想し合うようになりました。そんな風潮に簡単に乗りたくなかったのかもしれません」

人々の音楽との接し方もずいぶん変わった。

「以前は、春樹作品で取り上げられた曲をレコード店で探したりしましたが、いまはネットで検索できて、音源まで聴けてしまいます。音楽にアクセスしやすい時代になったんです。

実際、本書で紹介した曲は『Spotify』(インターネットを使った音楽配信サービス)に『村上春樹の100曲』としてまとめてあるので、誰でも聴くことができますよ」

今年の8月5日には、春樹が初めてラジオDJに挑戦する番組『村上RADIO』がTOKYO FMで放送され、ファンの間で話題を呼んだ。本書をきっかけに、さまざまなジャンルの音楽を聴きながら、村上春樹の作品の森に分け入ってみてはいかがだろう。

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