くらし情報『いっぺん死んでやり直そうーー自殺相談で多くの人を救う僧侶の生き様』

2018年10月20日 16:00

いっぺん死んでやり直そうーー自殺相談で多くの人を救う僧侶の生き様

「今年はじめ、子どもの高校受験が近づくにつれ、不安や苛立(いらだ)ちが激しくなってきたんです。友人に相談したら、お寺の住職さんがやっているワークショップがあると。大切なものが見えてくるからとすすめられたんです」

そう話す愛知県の川上久子さん(仮名、40代)が向かった先は岐阜県関市、田園風景の中に佇(たたず)む大禅寺。住職の根本一徹(僧名・紹徹)さん(46)が迎えてくれた。顔はちょっと怖いけど不思議な安心感があった。

いっぺん死んでやり直そうーー自殺相談で多くの人を救う僧侶の生き様
大禅師の住職、根本一徹さん
畳の部屋に案内された。8人の参加者が集まると、根本さんが4つの質問を投げかけた。

「大切な人」

「大切なもの」

「大切な思い出や時間などの物事」

「やり残したこと、もしくはやり続けたいこと」

それぞれの問いに3つの答えを考える。そして1つの答えを1枚の紙に書く。合計12枚の紙が机に並べられた。川上さんは大切な人に2人の子どもや夫の名前を書いた。

根本さんは次に、「12枚からまず3枚丸めて捨ててください」と言った。少し迷いながら3枚を取り、感慨深げに丸める。残った9枚から3枚ずつ捨てていき、さらに残った3枚から2枚を捨てる。この段階になると決めるのにかなり時間がかかる人もいる。

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