2018年10月4日 21:00
麻木久仁子、脳梗塞・乳がん・母の大病を経て出会った“薬膳”の教え

麻木久仁子撮影/山田智絵
「突然、右手と右足にしびれが出たので、慌てて病院に行きました。それで脳のMRIを撮ってもらったら、脳梗塞(のうこうそく)が見つかったんです」
’10年、タレントの麻木久仁子(55)は48歳のときに、脳梗塞を発症。幸いにも軽度で後遺症は残らなかったが、これまで大きな病気を1度もしたことがない彼女にとっては、意外な出来事だったという。
「私もついに病気をするような年齢になったんだなと自覚しましたね。このとき、身体をいろいろ検査したのですが、脳梗塞につながる動脈硬化や高血圧などの生活習慣病は何も出てきませんでした」
これからはきちんと健康管理をしようと思い、翌年には人間ドックを受診した。
「それまでは忙しさを言い訳にして受診しないとか、マンモグラフィーは痛いから今回はやめるとか、とにかくいい加減だったんです(笑)。でも、そのときはまじめに受診して、オールA判定で50歳という大台を気持ちよく迎えようと思っていました。だから、悪いところが見つかるなんて思ってもみなかったんです」
この人間ドックで乳がんが発見されてしまう。
「最初に診てもらったとき、しこりがはっきり確認できないような段階で、精密検査をするために国立がん研究センターに行きました。
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