くらし情報『花巻市のランドマーク「マルカン大食堂」閉店の危機を救った若き経営者の素顔』

2018年10月28日 16:00

花巻市のランドマーク「マルカン大食堂」閉店の危機を救った若き経営者の素顔

6階のエレベーターを降りると、左右に巨大な食品サンプルを並べたショーケースが客を待ち構える。そのメニューの数にまず驚かされる。

花巻市のランドマーク「マルカン大食堂」閉店の危機を救った若き経営者の素顔
昭和レトロが薫るマルカンビル大食堂
ここは花巻市民の憩いの場、最近では観光客も訪れるマルカンビル大食堂である。

「僕が好きなのは、このマルカンラーメン。ちょっと辛いのが美味しいんですよ」

そう言ってはにかむのは、地元、花巻出身の小友(おとも)康広(35)だ。ひょろりとした風貌に黒ぶちの眼鏡、話し方に育ちのよさが漂う。

昭和レトロが薫る560席の店内は、家族連れやカップル、女子高生などさまざまな客でにぎわう。店の奥はガラス張りの窓で果てしなく続く花巻の街並みが見渡せる。

岩手県花巻市─。『銀河鉄道の夜』などで知られる宮沢賢治の故郷だ。その花巻市の上町商店街にマルカン百貨店はあった。1973年に建築されて以来、市民に親しまれてきた百貨店。中でも6階の大食堂は、花巻市民にとって家族や友達との思い出が詰まった場所だった。

しかし、設備が老朽化し、耐震基準に満たないと診断され、経営陣は改修を断念。2016年6月7日に43年間の歴史に幕を閉じることを発表した。

この閉店に待ったをかけた人物こそが、小友だった。

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