2018年10月17日 12:00
渡辺大、海外映画祭で2冠「親父にとっても安心する材料になったんじゃないかな」

渡辺大撮影/高梨俊浩
「17歳から17年間、役者をやってきて、ひとつの節目で賞をとれたというのは、僕はもちろん、親父(渡辺謙)にとっても安心する材料になったんじゃないかなと思います」
映画『ウスケボーイズ』で主演を務めた俳優・渡辺大(34)が、マドリードとアムステルダムの映画祭でともに外国語映画部門最優秀主演男優賞に輝き2冠を達成!
「何よりも海外の方に認めてもらったことがうれしかったですね。打ち上げではワインをすこぶる空けました(笑)」
本作では、世界レベルの日本ワインづくりに、苦悩しながらも挑んだ青年・岡村役を演じている。
「ワインはつくられた国によってクセや持ち味が違うんです。僕が演じた役にはモデルになった方がいて、その方がつくるワインは漬物に近い、どこかホッとする味になっていて。これは日本のワインだよねって自信を持って言える味。でも悔しいのが、国内よりも世界が先にその素晴らしさを知っていること。この映画をきっかけに国内外にもっと広まってほしいなと思います」
また、映画祭で海外を訪れたことで自身にはこんな変化も。
「海外映画に対する敷居を感じなくなりました。“海外のほうがスゴい”みたいな風潮があるけど、みんな同じ人間だし、海外映画だけがズバ抜けているわけではない。
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