くらし情報『隅田川沿いに暮らすホームレス「生活保護は受けたくない。こっちには自由がある」』

2018年10月21日 21:00

隅田川沿いに暮らすホームレス「生活保護は受けたくない。こっちには自由がある」

五輪開催まで2年を切った東京でホームレスを訪ね歩くと、その簡素な暮らしぶりや知られざる現況に触れることができる。今回、紹介するのは隅田川沿いから皇居外苑、東京駅まで。欧米系女性ホームレスは夜の恐怖を語った。
(文/フリーライター山嵜信明と週刊女性取材班)
隅田川沿いに暮らすホームレス「生活保護は受けたくない。こっちには自由がある」
隅田川を挟んで墨田区側に7つのテントが並ぶ
山谷で取材中、商店の女性店主が、

「ホームレスのテントは隅田川のほとりにありますよ。6年前に開業したスカイツリーの展望台から見えるから、台東区側のテントは1つになってしまったけれど、足下の墨田区側は見えないので、まだいくつか残っていますよ」

と教えてくれた。

山谷から徒歩20分ほどで台東区と墨田区をつなぐ言問橋に到着。隅田川を挟んで、台東区立隅田公園と墨田区立隅田公園がある。桜のシーズンは大勢の花見客で賑わう都内有数の名所だが、10数年前には無数のテントが存在した。

ところが、台東区側にはひとつもテントが見当たらない。隅田川のほとりの遊歩道を歩くと、ポツンとブルーシートのテントが見えてきた。ここに永山和夫さん(75・仮名)が住んでいた。

「夏の花火大会やお花見シーズン、早慶レガッタのときなど人が集まる時期は“しばらく移動して”と行政から言われるので、そのときだけはテントをたたんで別の場所で寝ています。

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