くらし情報『和田京子社長88歳、孤軍奮闘からの年商5億円「もう、死ぬまで布団では寝ない」』

2018年11月11日 12:00

和田京子社長88歳、孤軍奮闘からの年商5億円「もう、死ぬまで布団では寝ない」

いちばん困ったのは、’65年に買ったトイレが使えない家だ。当時はまだ水洗トイレが普及しておらず、バキュームカーによる汲(く)み取り式が一般的だった。その家は細い私道の奥に立っており、汲み取り業者が来たが、ホースが50センチ届かない!

どうしたらいいのかと、その場に座り込んでしまった。ひと晩考えて翌日、幼い息子を連れて江戸川区役所を訪れ、窓口で「暮らせない」と切々と訴えた。

すると、その夜、その家を売った不動産業者が自宅に謝罪に来た。

同じ価格の家を用意すると言われ、うなずきかけた京子さん。ふと相手の顔を見て違和感を覚えた。笑顔を浮かべて罪悪感のかけらもない様子に、自分でも思わぬ啖呵(たんか)を切っていた。

「引っ越すのは嫌です。うちが出たら、また別な人にお売りになるんでしょう。そうしたら、私と同じように困るわよね。この家で住めるようにしてちょうだい!」

汲み取り業者の協力もあり、50センチの延長ホースを自分で用意して汲み取ってもらえるようになったが、それまでは娘の通う小学校のトイレを借りたり、切羽詰まると隣の家に頭を下げて借りたり、苦労を強いられた。不動産業者の賠償金はお金では受け取らず、私道の舗装をしてもらった。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2019 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.