くらし情報『転校少女が14歳で小説を書き始め、迷走を経て47歳で小説家デビュー』

2018年11月12日 12:00

転校少女が14歳で小説を書き始め、迷走を経て47歳で小説家デビュー

今回の作品はどれもスムーズにそれができたし、書いていて楽しかった。どの登場人物も自分自身の投影であったり、会話はふだん感じていることだったりしますから」

誰しもみな、悩んでいるときには自分はダメだ、うまくいかないと思い込み、何も見えなくなってしまう。“本当は運がいい”なんてことには気づけない。

「“運がいい”って言ってしまうと、努力していないみたいに聞こえてしまいますが、そうじゃなくて、運って足が速いから、気づかないだけだと思うんです。みんな“好運”を持っているのに、もったいない」

猫のミクジに託された青山さんの温かいメッセージは、登場人物を通じて私たちを勇気づけてくれる。自分は大丈夫だと気づけるように、そっと背中を押してくれるのだ。

「私自身、40歳を過ぎてからのいまの人生が本当におもしろいと感じています。やりたいことができたり、好きな人に会えたり。

自分が何を好きで、何をやったら幸せかということが、はっきりしたからだと思います」

ミクジからのお告げを真っ先に受け取ったのは、青山さんご本人だったのかもしれない。そして次はきっと、この本を読んだあなたになるのかも。

■ライターは見た!著者の素顔

2008年6月6日に、51歳の若さで亡くなった作家の氷室冴子さん。

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