くらし情報『牛の肛門に腕を突っ込んでも上品? 池谷のぶえが持つ“ほかの女優にない笑演力”』

2018年12月3日 18:00

牛の肛門に腕を突っ込んでも上品? 池谷のぶえが持つ“ほかの女優にない笑演力”

だが、セリフになった途端、それが変わる。

なぜなのだろうか。声質か、口調か。日常会話の中のセリフでも、池谷さんが言うと、不思議とおもしろく聞こえる。おもしろいセリフならばなおさらだ。池谷さんの声で言われると、おもしろさが5割増しになる気がする。

僕も何度か彼女の声に助けられた。もうずいぶん前になるが、酒場を舞台にしたラジオドラマの台本を担当していた時のことだ。なるべく自然な会話というのを心がけていたが、時として、デタラメなことばかり言う登場人物を出したくなる。そういときはよく池谷さんにお願いした。

彼女の声で語られると、デタラメなセリフが、単なる悪ふざけではなく、妙に納得感のあるものとして聴こえてくるのだ。

そのためには「声」に加えて、当然「演技」という要素も重要となってくる。ここにも池谷さんのコメディエンヌとして魅力がある。

僕たちが現実でおもしろいと感じる人間は大きくわけて2種類いる。意識的におもしろいことを言っている人と、自分が言っていることのおもしろさに無自覚な人である。笑わせる人と笑われる人と言い換えてもよいかもしれない。映画やドラマの場合、おもしろいのは圧倒的に後者である。

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