2018年12月10日 11:00
更年期障害と成人病対策にうってつけの朝食には “日本人の定番” 食材がズラリ

※写真はイメージです
女性なら誰もが避けて通れない更年期。汗をかきやすい、ホットフラッシュ(ほてりやのぼせ)、めまいに頭痛、全身がだるい……。そうした症状に次々と襲われるイメージは根強い。
■イソフラボンが更年期トラブルの予防に効く
「それは更年期障害と呼ばれるもので、すべての女性が経験するものではないんです」
と、産婦人科専門医の高尾美穂先生。
「更年期とは、閉経の前後5年ずつ、およそ45歳から55歳までの10年間を指します。更年期はすべての女性に訪れますが、この時期に何らかの体調不良を訴えるのは6割程度。全体の約3割が日常生活に支障をきたすほどになります」
生活に支障をきたすほどの症状が表れていたら、それは更年期障害。治療が必要になる。
「女性の卵巣は、およそ10歳から50歳の間しか機能しません。その機能が加齢とともに衰えていくと、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが分泌されなくなって起こるのが更年期障害。脳から分泌せよと命令しても卵巣がこたえてくれないため、脳はパニックを起こし、自律神経のバランスが乱れさまざまな症状を引き起こすというわけです」
そのため冒頭で触れたような症状のほか、肌の乾燥やかゆみに悩まされたり、やたらイライラして、うつっぽくなったりする人も珍しくない。
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