
水内猛さん(写真左)、岩本勉さん(同右)
「どっちが好き?」何かと比べられがちな野球とサッカー。当事者たちは実際のところどう思っている!? “ガンちゃん”の呼び名でファンから愛された元北海道日本ハムファイターズ・岩本勉さんと、浦和レッズ黎明期を支えた名フォワード・水内猛さんが平成を振り返りつつ、対談で当時を語る!
■Jリーグ開幕で競技場が超満員に
岩本「野球とサッカーが不仲だと、メディアが煽っていますよね?」
水内「そうそう!僕らふたりは平成7年ごろからの付き合いですけど、初めて会ったときから意気投合でしたもんね」
岩本「あるパーティーで騒ぎすぎて、山城新伍さんに“うるさい!”って怒られたくらい(笑)。でも、Jリーグが開幕したときは、たしかに焦りましたよ」
水内「話題性も大きかったですからね」
岩本「当時、僕は日ハムの2軍にいて、寮が多摩川そばの小杉御殿町だったんです」
水内「ヴェルディの練習場の近くじゃないですか!?」
岩本「そう!目と鼻の先にあったから、尋常じゃない数のファンが練習場に押しかける様子が見えていた。あまりに気になったから練習場に行ってみたら、搬入口が開いていて、中に入ってみたら……」
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