くらし情報『研究者から小説家へと転身した伊与原新さん、科学を通して描く「人間ドラマ」』

2019年3月4日 11:00

研究者から小説家へと転身した伊与原新さん、科学を通して描く「人間ドラマ」

研究者から小説家へと転身した伊与原新さん、科学を通して描く「人間ドラマ」
伊与原新撮影/北村史
伊与原新さんの最新刊『月まで三キロ』は、科学や研究者の世界を交えながらさまざまな人間模様を描いた6つの物語からなる短編集。伊与原さんは、地球物理学の研究をしていた元科学者だ。

■科学の世界に触れた
人間を描いた小説

「編集者の方と『科学の世界に、ふと、偶然触れてしまった人に何が起こるのか、という短編小説はどうでしょう』と話したことが、この短編集を書くきっかけとなりました。

ただ、ミステリーでもなく、エンタメの王道でもない小説ですから。おもしろく読んでもらえる作品になるのかどうか確信を持てないまま、手探り状態で書き進めました。1冊にまとまったものはわりと喜んで読んでもらえているので、僕自身、意外な驚きを感じています」

本書に収録されている6編のうち、最初に書き上げたのは、表題作でもある『月まで三キロ』。起業した会社も結婚も破綻して借金だけが残り、死に場所を探す中年の男と、彼を乗せたタクシー運転手の人生が交錯する物語だ。この小説は、とあるモノをきっかけに物語が創られていったという。

「そのモノ自体はすごくロマンチックなのですが、でも、ストーリーは違ったものにしたかったんです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2019 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.