くらし情報『陸前高田の声を国内外に伝える瀬尾夏美さん 被災地が経験した「2度目の喪失」』

2019年3月24日 21:00

陸前高田の声を国内外に伝える瀬尾夏美さん 被災地が経験した「2度目の喪失」

そして、瀬尾さんは日本各地や海外を旅して、陸前高田で見たことを語り、展示を行った。

「阪神・淡路大震災のあった神戸では、“震災は体験した人だけのものじゃない”という言葉を聴きました。また、広島では原爆の爆心地に自宅があった人から、いろいろなお話を教えてもらいました。いまは、災害や戦争といった災厄から、暮らしをつくり直していくときのさまざまな営みを記録したいと思っています」

『あわいゆくころ』というタイトルには、震災発生から復興までの日々を記録したいという気持ちがある。

「復興が完了すると、この“あわいの日々”は忘れられてしまうかもしれません。でも、亡くなった人や場所を弔おうとすることから生まれた、とても創造的な日々だったと思います。それまであまり意識していなかった町や風景について、根本的に考えた時期だったのではないでしょうか」

瀬尾さんは、現在も毎月陸前高田に通い、哲学対話の場『けせん、たいわ、つむぎ』などを開催している。また、小森さんらと一般社団法人『NOOK』を設立、展覧会やワークショップも企画する。

「こういう仕事をしていると、いい人と思われがちですが、実は欲が深いんです(笑)。

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