くらし情報『自閉症の息子をもつ母がたどり着いた「普通」という呪縛からの解放』

2019年4月6日 11:00

自閉症の息子をもつ母がたどり着いた「普通」という呪縛からの解放

でも、立石さんは勇太君が興味を持ったことには何でも、納得するまで付き合って伸ばしてあげたんです。そこまでできる親は、なかなかいないですよ」(松本さん)

わが子を育てた経験を役立てたいと、立石さんは講演で話をしたり本を書いたりしている。依頼が引きも切らないのは、障がい児を持つ親はもちろん、子育てに悩むすべての親にとって、心に響くアドバイスが多いからだろう。

■「お子さんは自閉症ですね」

立石さんは幼児教育のプロだ。幼児向け教材を作り、課外教室で読み書きなどを長年教えてきた。

38歳で産んだのが、ひとり息子の勇太君だ。何度か出会いがある中で、大らかな人柄に惹かれた当時のパートナーと2年間、不妊治療を重ね10回目の人工授精で授かった待望の子どもだった。だが、気持ちのすれ違いもあり、結局、ひとりで育てることになった。

出産後は文字どおり持てる力のすべてを注いで英才教育をした。生後3か月からは毎日、90分かけて絵本を30冊読み聞かせ、漢字カードや算数の教材まで見せた。

最初に「何かおかしい」と感じたのは、勇太君が生後8か月のころだ。

「目の前に人の顔が近づいてきても、息子は無視するんですよ。

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