くらし情報『自閉症の息子をもつ母がたどり着いた「普通」という呪縛からの解放』

2019年4月6日 11:00

自閉症の息子をもつ母がたどり着いた「普通」という呪縛からの解放

人見知りが始まるころだから、普通は嫌がるか喜ぶかどちらかなのに。私が歯科医院で治療している間、受付の人に抱っこされても親を追って泣くこともない。だから楽は楽でしたけど……」

一方で、国旗や時刻表、数字に強い興味を持ち、複雑なパズルを瞬時に完成させたりしていたので、あまり深刻に受け止めなかった。

2歳3か月で保育園に入園。健常児の中にまざると、「明らかに変だ」と感じた。

「言葉はまったく出ないし、誰とも遊ばないし。仕事中も気になって保育園のライブカメラを覗くと、ずっと玄関にうずくまっている息子の姿が見えて。絶望的な気持ちになりました。どうしても周りの子たちと比べちゃって、何で自分の子だけできないんだろうって……。毎日、迎えに行くのがつらくて嫌でしたね」

自閉症の診断を受けたのは、入園の1か月後だ。

勇太君は卵、牛乳への重い食物アレルギーがあり、アナフィラキシーショックを起こしたこともある。アトピー性皮膚炎で湿疹もひどく、乳児のころから国立成育医療研究センターのアレルギー科に通っていた。診察後の雑談で、保育園での様子を話すと、主治医はその場でこころの診療部に予約を入れた。

「お子さんは自閉症ですね」

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