くらし情報『自閉症の息子をもつ母がたどり着いた「普通」という呪縛からの解放』

2019年4月6日 11:00

自閉症の息子をもつ母がたどり着いた「普通」という呪縛からの解放

こころの診療部の医師は勇太君を診て1分もしないうちに断言した。

立石さんは診察室を出て、泣きながら看護師に苛立ちをぶつけた。

「この子をちっとも可愛いと思えない。食物アレルギーで大変なのに、なんで自閉症!こんな子じゃなかったらよかった!」

診断に納得がいかず、あちこちの病院を巡った。耳が聞こえないから話せないのではないかと2か所の耳鼻科で検査したが、異常はなかった。児童精神科医は少なく、初診はどこも数か月待ちだが、3つの病院で診てもらった。

だが、自閉症という診断が覆ることはなかった。

物心がつくようになると、勇太君はこだわりが強くなり、1日に何回もパニックを起こした。

例えば、夜7時ジャストに夕飯を食べ始めることにこだわり、1秒でも遅れるとパニックを起こす。甲高い悲鳴を上げて走り回り、そのへんの物を手当たり次第に投げたり、歯形が残るくらい自分の腕を噛んだり、壁にドンドン頭突きしたり……。

■「ちゃんとしつけろ!」の声に涙

好きなパズルもピースを置く順番が決まっている。1つでもピースが足りないとテーブルをひっくり返して暴れるので、同じパズルを3セット買って備えた。

「3、4歳のころがいちばんしんどかったですね。

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