くらし情報『イタリア料理店0軒だった山形の田舎町が、イタリア野菜の名産地になったワケ』

2019年5月1日 14:00

イタリア料理店0軒だった山形の田舎町が、イタリア野菜の名産地になったワケ

イタリア料理店0軒だった山形の田舎町が、イタリア野菜の名産地になったワケ
寒暖の差が激しい土地柄からか、甘みをもった河北町特有のイタリア野菜ができる
イタリア料理のサラダやスープ、ピザなどに欠かせないイタリア野菜。普段、スーパーなどでもなかなか見かけないこの野菜が、実は山形県・河北町で生産が急拡大している。

“冷たい肉そば”が名物というこの町が、なぜイタリア野菜の産地になったのか?

■国内に生産地がないなら作ろう

「2013年に商工会が町から農商工連携事業の委託を受け、地域活性のための事業を模索していました。ある日、当時の職員が県内のイタリア料理店に出向いたとき、シェフから”日本でイタリア野菜を購入できないからしかたなく自家栽培している”と聞いて、国内に生産地がないなら河北町で作れば新しい特産品になるのではないかと考えたのです」

と教えてくれたのは、河北町の『かほくイタリア野菜研究会』の事務局長である佐藤淳也さん。

そのシェフがキッチンの片隅で栽培していたのは、イタリア野菜に欠かせないチコリの一種、“トレヴィーゾ・タルティーボ”。アルプス山脈に近い寒冷な地域が原産地で山形と気候が似ていること、また12月から3月が収穫時期であり農家にとって冬場の収入源にもなると考え、有志の生産者を募り試験的に栽培をスタートした。

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