くらし情報『老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実』

2019年5月19日 17:00

老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実

以前、メガバンクで貸金庫を借りたとき、すんなり借りられたのは、わたしが50代という若さだったからなのか。「ひとりでよかった」という生き方をしたい。わたしは、そのように生きてきたつもりだが、ここにきて「それはだめよ」と自分の生き方を否定された気がして悲しかった。

そこで、代理人の必要性について尋ねると「本人が開けに来られない状況になったときのためです」という。しかも、「契約のときは代理人さまも同伴ください」と言うのには驚いた。えっ、わたしって認知症扱い?

20代のお人形さんのような顔をした行員は「お子さんのお名前を書いていただければ」と言ったので、「子どもはいません」というと、甥(おい)や姪(めい)でもいいと言うので「甥、姪もいません」と答えると、上司に相談に行った。

そこで、わたしは「65歳の弟ならいます」と、上司にも聞こえる声で言うと、「若い方でないと……」ですって。ばかにするんじゃないよ。まったく。あなただって若いときは今だけよ。ばあさんになってから気づいても遅いのよ。

いくら兄弟がいても、60歳以上になったら何の役にも立たないことを、わたしはこのとき初めて思い知らされた。

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