くらし情報『老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実』

2019年5月19日 17:00

老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実

つまり、わたしも、弟の役には立たないということになる。ああ──忙しく日々を送っているうちに、弟も年をとったものだわ。そして、わたしも年をとったものだ。

しかし、まだ70代なので抵抗力があるが、もっと年をとったらどうだろう。行員も、ただのうるさいばあさんとしてしか扱わないだろう。この国では、老いたひとり者は、社会のゴミになるのか。だったら、自分から姥(うば)捨て山に登ってやるわ。

何の審査をしたのか知らないが、1週間後に審査にパスしたという連絡があり、代理人の65歳の弟に仕事を休んでもらって一緒に出向いた。まったく、人の時間をなんだと思っているのか。

後日、違う支店に出向き、代理人要求について質問すると、「代理人はいりません」と即答し「ただし、審査は必要です」とだけ言われた。どうも、支店によって対応が違うようなので、もし貸金庫を借りるときは、事前に確かめたほうがいい。

■個人を認めないこの国は“後進国”

そうか。この国は、18歳未満と70歳以上は一緒の枠で、保護者つきでないと個人として認めないのだ。「結婚しないあんたが悪い。子どもを産まないあんたが悪い」という男尊女卑の声が聞こえてくる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2019 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.