くらし情報『老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実』

2019年5月19日 17:00

老いたひとり者は個人として認めない? 貸金庫申し込みで見えた厳しい現実

でも、それとこれとは別問題だ。

そういえば、以前、75歳の友人男性が家のリフォームを頼むときに、「あなたの印鑑だけではだめだ。子どもの印鑑が必要だ」と言われ、激怒していたのを思い出した。その人は子どもがいたから激怒だけですんだが、これからは、ひとりの人が過去にないほど増えるというのに、世の中の対応は逆行してはいないか。

ドイツの知人にこのことを話すと、ドイツではありえないし、考えられない、と笑われた。日本人は自分の国を先進国だと思っているようだが、個人を認めない日本は、後進国だと言われた。

「日本人だけが、わかっていない!」

わたしもそう思う。サラリーマンで立場が守られている人は感じないだろうが、そこからはずれた人を、この国は、人として見ない傾向がある。人にはそれぞれの生き方があるのに、自分の生き方しか認めない日本人そのものにも、問題はあるだろう。つまり、日本人は人のことを思う想像力が乏しいのだ。

身内に責任をとらせるこの国のあしき習慣は、即刻、やめるべきだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2035年には東京都のひとり暮らし高齢者が高齢世帯の半数に迫ると予測されている。

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