くらし情報『阿川佐和子「そうか笑い話なんだ」で気づいた、認知症の母との明るい介護生活』

2019年6月10日 05:00

阿川佐和子「そうか笑い話なんだ」で気づいた、認知症の母との明るい介護生活

って(笑)目の前のことから、なんとかクリアしていくしかないんです。

『ことことこーこ』を書くにあたっては、「ユマニチュード」というフランスの介護法を勉強してみました。『ガッテン!』(NHK)でも紹介していましたね。相手と目線の高さを合わせて、近い距離で話すとよいとか。

実際に母の目をのぞきこんで、「おはよ」と言ってみたら、母も「おはよ」と、まねをして私の顔をのぞきこむから、にらめっこになっちゃって(笑)。ちょっと、子どもみたいになるの。

いつぞやも母がオクラの名前を思い出せなくて、「なんでも忘れちゃうねぇ」と言ったら、「覚えてることもあるもん!」と。「何を覚えてるの?」と意地悪したら、「うーん、何を覚えてるか忘れた!」って(笑)。

それから、入院中の父を、母と見舞ったときに、父が母に「おまえの作ったちらし寿司が食いたい」と言いだしたことがあるんです。そうしたら母ったら「ああ、ちらし寿司。駅前のスーパーに売っていますよ」って。(笑)あの阿川家の絶対的権力者だった父に対する、見事な仕返しぶりに大笑いしました。

こんな母の的外れな言動も、見方を変えると、ユーモアがあるんですよね。「ちょっと聞いてよ」

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