くらし情報『息子の同性愛は「治る」と信じていた母が受け入れた、「夫夫」の幸せ』

2019年6月9日 13:00

息子の同性愛は「治る」と信じていた母が受け入れた、「夫夫」の幸せ

息子の同性愛は「治る」と信じていた母が受け入れた、「夫夫」の幸せ
『なんもり法律事務所』にて。左は南和行さん(42)、右は吉田昌史さん(41)撮影/齋藤周造
「僕、同性愛者なんやけど─」

南ヤヱさんが、今は弁護士として活躍する次男の和行さんからそう告白されたのは、2000年初夏のころだった。家族そろっての法事からの帰り道、電車の中でのことであったという。

■母と息子の言い争い

あの日のカミングアウトを思い出して、ヤヱさんが言う。

「南海電鉄の電車の中で、私と和行と長男の輝行の3人で、確か立っていたと思うんですよ。長男に聞くと、私はそのとき、泣いたと。私は覚えていないんですけど。そのあと長男が“そんなもん、電車の中で言うな!”と言って。とにかく座りたい一心で、天下茶屋駅の、おうどん屋さんに入ったような気がします」

兄の輝行さんも振り返る。

「母親が取り乱していたのを覚えています。ハラハラと泣いていたように思いますね。和行が言うには、私は家に帰ってから“(同性愛は)国によっては死刑になる!そうならないだけ幸運に思え!”そんなひどいことを言ったらしいです(苦笑)」

やさしい性格で成績もよかった和行さんは、小学生のころから女の子にモテモテだった。

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