くらし情報『「カビ感染で亡くなる人は着実に増えている」と専門医、特にリスクが高い人は?』

2019年6月28日 08:00

「カビ感染で亡くなる人は着実に増えている」と専門医、特にリスクが高い人は?

「カビ感染で亡くなる人は着実に増えている」と専門医、特にリスクが高い人は?
※写真はイメージです
掃除をしなくても、ホコリくらいでは死なないし……。そんな考えは今日で改めたほうがよさそうだ。

■がんのリスクも高めてしまう

「空気中には、1平方メートルあたり千個の生きたカビが漂い、人間は1日に1万個の生きたカビを吸っています」

と指摘するのは、千葉大学真菌医学研究センターの亀井克彦教授。

特に梅雨時は、カビを吸い込んだことによって引き起こされる病気のリスクがぐんと増す。なかでも気をつけたいのが、咳や発熱など、夏風邪に症状が似た夏型過敏性肺炎だ。

「トリコスポロンという菌を吸い込むことでアレルギー反応が起こり、咳や熱など肺炎の症状が繰り返し起こります。夏に向けて気をつけたい病気です」

トリコスポロンは日当たりが悪く、湿気が多い木造住宅などによくみられ、しかもアレルギー症状は死んだカビでも発症する。

「慢性化すると『肺線維症』という重大な病気に進むので注意が必要です。中年の女性に多いのですが、男性も油断できません」

カビはアレルギーだけでなく、感染症を引き起こすことがある。

「専門的には真菌や菌類といいますが、俗名でいうとカビです。細菌やウイルスとは生物学的な構造が違いますが、同じように感染症を引き起こします。

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