くらし情報『頼らない・買わない、“生み出す幸せ” をつかんだ漫画家の「原人生活」』

2019年7月20日 12:00

頼らない・買わない、“生み出す幸せ” をつかんだ漫画家の「原人生活」

頼らない・買わない、“生み出す幸せ” をつかんだ漫画家の「原人生活」
漫画家守村大さん撮影/伊藤和幸
「ぐああああああぁぁぁ」

ふいに足の裏を襲った鋭い痛みに、漫画家の守村大さん(60)は大声をあげた。ここは福島県白河市の山中。イチから開墾しようと1万2000坪の山を購入した守村さん、自ら刈り込んだ篠竹の先端を踏みぬいてしまったのだ。竹は靴を貫通しており足は痛むが、周囲は木々が生い茂り、右も左もわからない。「ヘタに動きまわったら遭難(!)するぞ」と、その日は相棒の大型犬・ニューファンドランドのヒメと野宿を決め込んだ。

■自分の「好き」にまみれた生活

守村さんが「自給自足の生活ってのも面白そうだな」と、この地に飛び込んだ2005年のことだ。無謀にも鎌1本で山に入り、人力じゃ埒(らち)があかないとチェーンソーやユンボを購入。1年以上かけて、クリやコナラが密生した雑木林を整地した。

次に60本の丸太を購入し、材と皮がみっちり張りついた冬刈りの丸太(春刈りの木は水を吸い上げていてカビやすい)を1本2時間かけて剥(む)いていく。丸太を積み上げ、屋根をかけ……。いちばん、大変だった作業は?

「ないなぁ。それまでずっと机の上で嘘ばっか描いてたわけじゃない。それがユンボの扱いを覚えて、木の根を掘り返して、1分の1スケールのものを造ろうとするんだから、楽しくないわけがない。

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