くらし情報『亡き母へ綴った1通の手紙、「かあちゃん」が涙で語った“凛とした正義”』

2019年9月1日 19:00

亡き母へ綴った1通の手紙、「かあちゃん」が涙で語った“凛とした正義”

亡き母へ綴った1通の手紙、「かあちゃん」が涙で語った“凛とした正義”
※画像はイメージです。貧しさゆえに酒店の倉庫を襲った少年。そのときに見た、母の涙を振り返り、今は亡き母に想いを綴る……。「『母の日参り』手紙コンクール」に応募された3000通を超える手紙の中から、書籍『亡き母への手紙』(KKベストセラーズ)に掲載された1通の手紙。同コンクールをプロデュースする「母の日参り」パートナーシップが編集し、生前は伝えられなかった想いを手紙とともに紹介する。『かあちゃんの涙』
かあちゃんがぼくに初めて見せた涙は、痛かった。小学5年生のころの話だ。

戦後20年、それでもぼくたちの暮らしは貧しくて、ジュースやサイダーを飲むことなど、とてもできなかった。せいぜい粉のジュースの素を水にとかして、その甘さを味わうのが関の山。甘さに飢えていた子ども時代だ。 ぼくと兄ちゃんは、思いあまって、町の酒屋の倉庫に盗みに入ることにした。倉庫の中には、新品のサイダーが山積みされているはずだったからなあ。

けれど、倉庫にはなにもなかった。ぼくたちの心に残ったのは、倉庫を襲ったという恐ろしい事実だけだった。ぼくは、こわくなって、翌日かあちゃんに事実を打ち明けたよね。その夜、ぼくたちは、とうちゃんかあちゃんの前で正座させられ、きつくしかられた。

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