くらし情報『相撲界 “陰の職人” 床山さんが語る32年前の秘話、「双羽黒」の髷を結って減俸の過去』

2019年9月8日 13:00

相撲界 “陰の職人” 床山さんが語る32年前の秘話、「双羽黒」の髷を結って減俸の過去

相撲界 “陰の職人” 床山さんが語る32年前の秘話、「双羽黒」の髷を結って減俸の過去
1987年、現役横綱の廃業会見をした双羽黒。この髷を結ったのが床蜂さんだった(写真/共同通信)
去る7月の大相撲・名古屋場所千秋楽、横綱白鵬が感謝の花束を贈った人がいる。床山の床蜂(とこはち)さん。白鵬が2004年に十両に昇進して以来ずっと、その髷(まげ)を結ってきて、名古屋場所を最後に定年を迎えた。

そもそも「床山」とは、大相撲の力士の誇りともいうべき髷を結う人。相撲協会に採用され、相撲部屋にそれぞれ所属する。力士と同様に地位があり、5等~1等、さらに最高位の特等まであって、全員が名前を「床~」と名乗る。常時50名ほどが在籍し、土俵に上がることはない、相撲界を支える陰の職人集団だ。

その最高位、特等床山だった床蜂(とこはち)さんこと、加藤章さんは1954年8月17日生まれ。正式に定年退職の日を迎えられたことで今回、特別にお話を伺うことができた。

◇◇◇

■床山の憧れの舞台で震えた手足

特等床山の床蜂さんは横綱白鵬が十両に昇進した2004年初場所以来、15年間ずっとその髪を結ってきた。その間、白鵬は42回の優勝を誇り、床蜂さんは最も多く優勝力士の髷を結う床山となった。

「支度部屋の一番奥、あそこで優勝力士の頭をやるというのは床山のひとつの憧れだけど、自分がまさかああいうところでやるとは思ってなかった。

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