
野村佑香
ジュニアアイドル(通称:チャイドル)ブームの先駆けとなり、ティーンエージャーの少女たちに大きな影響を与えた野村佑香さん。芸歴はすでに32年!そんな彼女が振り返る、ブレイクのときは―。
■チャイドルと子役は違う
「“あいさつはキチンと丁寧に言いなさい”と、耳にタコができるくらい母からは言われていました」
と、昔を懐かしむように話し始めたのは野村佑香。ドラマ『木曜の怪談』シリーズに出演するなど、かつて“チャイドル”と呼ばれたジュニアアイドルブームの中心にいたスーパーキッズのひとりだ。
「3歳のとき、母がキッズモデルに応募したことがきっかけでした。その後、『アニー』を見て、“自分も演じてみたい!”と思い、お芝居のオーディションも受けることができる事務所に移籍しました。そこで『木曜の怪談』のチャンスに恵まれたんです」
当時、ジャニーズJr.だった滝沢秀明や今井翼とともに、野村や、現在は六代目中村勘九郎の妻である前田愛さんらが出演した同ドラマは話題を集め、野村たちは“チャイドル”としてブレイクする。ドラマだけではなく、バラエティー番組への出演や歌手としても活躍する新しい子役像の誕生……そんなイメージを抱いた人も多いと思うが、「チャイドルって子役とは違うんです」
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