くらし情報『「誰でも来て」の子ども食堂、ガーナ人店主が未来につなぐ“親切の連鎖”』

2019年9月25日 20:00

「誰でも来て」の子ども食堂、ガーナ人店主が未来につなぐ“親切の連鎖”

近隣の人たちが集まって、ひとつの鍋にみんなが手を突っ込んで一緒に食事をすることが当たり前だった。

「私のお父さんはお金持ちではなかったけど、クリスマスとか、部族のイベントがあるたびに、ヤギをさばいて、牛をさばいて。いっぱい料理作って、知らない人でも、違う宗教の人でも、みんなにふるまってた。

そういう食事の場が文化を伝える交流の場にもなっていたの。そんなアフリカ文化のいいところを日本にも伝えたいなと」

’16年2月。わずか2か月の準備で迎えたオープン初日。トニーさんは順子さんや友人にも手伝ってもらい、トマトベースのアフリカ風カレー、グリルチキン、アフリカンドーナツなど、子どもが喜びそうな料理をたくさん用意した。

大皿に盛り、好きなだけ取ってもらう。食事の後は遊びながら学べるプログラムも考えた。参加費は無料だ。

ところが、来てくれたのはわずか数人……。

どうしたら、困っている子どもに届くのか?

■もう、やっちゃおう

トニーさんは友人にも頼んで行政機関などあちこち相談に行ったが、心ない言葉を浴びせられたこともある。

「何でアフリカの人が出てくるの。アフリカでやってよ」

それでも、トニーさんはめげなかった。

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