2019年9月7日 09:00
見て、聞いて、味わって! 工場見学でわかった、カルピスが愛され続ける秘密

ガイドさんの案内で、ギャラリーや製造方法を学ぶ撮影/渡邉智裕
「ここ館林で長きにわたり製造させていただいていますが、実はこういった施設を造るのは初めてなのです。あらためて地域の方々との交流を含め、さらに『カルピス』を深く知っていただくために、100周年を機に造ることができたのは本当に感慨深いですね」
■カルピスのルーツはモンゴルにあり
カルピスを展開する、アサヒ飲料株式会社の岸上克彦社長は館内を見渡して話す。かつては「味の素」の子会社に、そして現在、アサヒ飲料と合併した中で、岸上社長は元来からのカルピス“出身者”。それだけに思いは一入だろう。
そう、カルピスが1919年に発売されてから、今年でちょうど100周年。そんな記念年に、群馬県館林市のアサヒ飲料群馬工場内に、カルピス初の常設見学施設『「カルピス」みらいのミュージアム』が新たにオープンする。
「実際に製造ラインも見ていただけますし、知識や歴史など、また発酵の香りを体験できる部屋もありますので、カルピスを肌で、五感で感じていただけたらと思います」(岸上社長)
ガイドさんの案内で館内を回ると、さっそく出迎えてくれたのは乳牛の模型。
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