
篠井英介さん(60)
可憐な女形から、冷徹な悪役まで。独特の存在感で作品に花を添え続けるバイプレーヤー・篠井英介さん。1年ちょっと前から、フリマアプリ『メルカリ』にハマっているという。
■捨てられない、でも、いらない”がポイント
「僕は配偶者もおりませんし、ひとり者。故郷の金沢には弟が2人いて、何かあったときには彼らに面倒を見てもらうことになっちゃうので、なるべく身ぎれいに。いつどんなことがあっても、残った人に迷惑をかけたくないと思い、2年ほど前からものを減らし始めましたね」
とにかく捨てようと、まずは大量の本を古本屋に引き取ってもらった。では、その次は?捨てるにはつらく忍びないが、とはいえ必要ではないものたちに悩まされた。
「“捨てられない、でも、いらない”がポイントでした。そんなとき、知人から“『メルカリ』、わりと便利だよ”と教えてもらい、試しにアプリをダウンロードしてみたんです」
のぞくと、実にさまざまなものが売られていた。
「意外なものもたくさんあって。ブランド物のリボンや紙袋、使いかけの化粧品とか。トイレットペーパーの芯だろうがどんぐりだろうが、売れるときは売れるんですって(笑)。
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