2019年11月9日 12:30
田代まさし、覚せい剤で5度目の逮捕! 引き金となった「薬営業マネー」
雑誌のインタビューで『依存の恐ろしさ』について伝えようとするさまは切実そのものだった。
《これがクスリの魔力です。“1回でも多すぎて100回でも足りない”と言われているのが覚せい剤です》(『週刊大衆』’17年12月25日号)
《ダルクのプログラムは1日3回、経験者同士がミーティングを重ね、「just for today」を合言葉に今日一日やめることを繰り返す。そう説明して「やめ続ける自信はないですが、今日一日やめる努力を怠らないとお約束できるようになりました」と取材に答えたら、記事の見出しに「田代まさし、開口一番、今日はやってません」と書かれちゃう》(『世界』’16年6月)
芸能人である発信力を活かし、薬物依存の実態と、もがき苦しんでいる現状を、そして毎日が戦いなのだということを切に訴えてきたのだ。インタビューで田代は最後にこう締めている。
《今、私の回復を支えているものは、薬物依存症で世間からダメだと思われていた自分でも、他人の回復を手助けできているという自負です。そうした自分の体験を、もっと多くの人々に伝えていければと考えています》(同前)
■ピエール瀧・田口淳之介も標的に
しかし、逮捕されてから発覚したのは、今年に入ってからの“不穏な動き”である。
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