くらし情報『矢部太郎「幸せの本当の意味」を教えてくれた『大家さんと僕』をつないだもの』

2019年12月1日 16:00

矢部太郎「幸せの本当の意味」を教えてくれた『大家さんと僕』をつないだもの

矢部太郎「幸せの本当の意味」を教えてくれた『大家さんと僕』をつないだもの
芸人・矢部太郎撮影/森田晃博
「描き始めたころは、“漫画好きの人が読んでくれたらいいな”ぐらいに思っていたので……。こんなにたくさんの人に読んでもらえているのは、うれしい反面、不思議な気もしています」

はにかむようにして肩をすぼめると、華奢な身体がいっそう小さく見えた。

■大家さんに出会っていなかったら

お笑いコンビ『カラテカ』の矢部太郎(42)。その小柄な体格を活かして、という表現が正しいのかわからないが、ペットボトルロケットで飛ばされるなど、バラエティー番組の奇抜な企画で見かけたことがある人もいるだろう。

いや、もしかしたら、芸人としての顔より“漫画家”としての彼に興味がある人のほうが多いのかもしれない。自身が住む家の大家さんとの交流をもとにして描いた漫画『大家さんと僕』が大ヒットを記録したからだ。心温まるストーリーと味のある絵の虜(とりこ)になる読者が続出し、シリーズ累計で110万部を突破している。編集担当を務めた新潮社の武政桃永さん(37)が語る。

「ファンレターがこれほど毎日のように届く作品は初めてです。読者が小学生から80代の方まで幅広いというのも珍しい。“矢部さんのことを応援したくなった”というコメントも多く寄せられました」

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