くらし情報『汚染水だけじゃない、原発事故が今もなお脅かす被災地の「食の安全」』

2019年12月6日 18:00

汚染水だけじゃない、原発事故が今もなお脅かす被災地の「食の安全」

汚染水だけじゃない、原発事故が今もなお脅かす被災地の「食の安全」
10月に福島原発を視察した小泉進次郎環境相は、海洋放出による地元漁業者への影響を懸念する一方、具体策の言及は避けた
福島第一原発事故では膨大な汚染水が発生し続けている。事故から8年以上がたち、保管するタンク容量の限界を見据えた国の「海洋放出」発言が相次ぐ。

しかし、放射性物質を取り除く処理をした「トリチウム水」「処理水」と国が呼ぶ水は、実際はトリチウムのほかにも複数の放射性物質で基準(告示濃度)を超えていたことが昨年8月、報道により判明。ストロンチウム90が基準の2万倍になるタンク群もあるが、そのままの状態で置かれているため、現状では「放射能汚染水」のままだ。

■「食の安全のための努力が台無しだ」

「もとの海を返してほしい。漁業者は誰ひとり、納得していない」

そう語気を強めるのは、福島県新地町に住む小野春雄さん。3代続く漁師で、息子たちも漁業を営む。原発事故後に福島県の42魚種(最大時)が出荷制限となり、週5回だった漁に出られなくなった。その後、福島県沖の沿岸漁業は「試験操業」を続け、福島県漁連は国の基準値(100ベクレル/キログラム)より厳しい50ベクレル/キログラムを基準に調査を続けてきた。

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