くらし情報『『ダメ。ゼッタイ』では防げない。専門医が語る「依存症は孤立の病」の意味』

2020年1月16日 08:00

『ダメ。ゼッタイ』では防げない。専門医が語る「依存症は孤立の病」の意味

『ダメ。ゼッタイ』では防げない。専門医が語る「依存症は孤立の病」の意味
※写真はイメージです
依存症と聞いて、あなたはどんなイメージを持つだろうか。好きなものに勝手にハマっている状態を想像する人も少なくないはず。

国立精神・神経医療研究センターで依存症の治療に取り組む松本俊彦さん(精神科医)は、こう説明する。

「依存自体は悪いことではありません。誰もがさまざまなものに依存しながら生きていて、依存先が多いほど、ひとつひとつの依存度は低くなり、何にも依存していないかのように生きられる。これを小児科医で東京大学准教授の熊谷晋一郎さんは“自立は、依存先を増やすこと”と表現しています。

例えばアルコールを飲んでも、多くの人は翌日、仕事に行けます。しかし、アルコール依存症の人は仕事へ行けないことがある。その意味で依存症は“健康的に依存できない病”といえるのです」

■薬物依存症者を排除するよう偏見が叩き込まれている

依存症の人は、むしろ上手に依存することができず、振り回される状態に陥っているというのだ。

「人は何かを選ぶとき、自分の意思で物事を決定します。ところが依存症になると、依存対象に脳がハイジャックされたようになり、自分の意思ではコントロール不能になるのです」

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