意思の強さを感じさせるところは、百合子と似ているかのように思えるが、自身は“真逆”の性格だそうで……。
「私は自分で人生をどう歩んでいくかを選びたい性格なので、初めは百合子がいろいろなことを我慢しているように見えたんです。でも演じているうちに“私はこう思う”という自我みたいなものがだんだんなくなっていって、私生活でもすごく生きやすくなりました。
自分自身でいるときは、自分に意識が向いていて自我が強いタイプなんですけど、百合子でいると周りの人とか、自分以外に意識が向いている感覚があって、新しい体験でした」
役を演じるにあたり、まずは“形から入る”というが、それにあたって思わぬ支障も!?
「13歳の百合子を演じる前に、裾にフリルがついているピンクのワンピースを買ったんです。百合子は劇中でもピンクの洋服をたくさん着ていて、百合子といえばピンク!と思っていたので(笑)
13歳でいるときはとても可愛く見えたのに、百合子が成長した今は魅力を感じなくなってしまって、クローゼットの隅に眠っています……。演じるキャラクターによって、その時々で性格も変われば着る洋服も変わるくらい、役に染まっちゃって大変なんです(笑)」
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