くらし情報『《中高年のひきこもり》世間が作り出した“虚像”が当事者らの心を殺す、不条理な現実』

2020年5月18日 11:00

《中高年のひきこもり》世間が作り出した“虚像”が当事者らの心を殺す、不条理な現実

《中高年のひきこもり》世間が作り出した“虚像”が当事者らの心を殺す、不条理な現実
※写真はイメージです
2019年は、「ひきこもり」という社会問題に関する、大きな事件や出来事が続く年だった。

20年以上にわたってひきこもり問題を取材し、1000人を超える当事者の取材に当たってきたジャーナリスト・池上正樹さんも、「昨年は、エポックメイキング(新時代を切り開くほど画期的)な年だった」と語る。その筆頭が、全国的なひきこもり実態調査の結果が、内閣府によって発表されたことだ。

■ひきこもりは「115万人の2倍はいるだろう」と専門家

長らくの間、ひきこもりは更生すべき青少年の問題だと語られ、“大人のひきこもり”──定義としては40歳以降──は、対策するための予算や根拠法がないため、その存在を消し去られてきた。しかし、’19年3月に発表された、内閣府による実態調査の結果、40歳から64歳を対象にした「広義のひきこもり」が、全国で推定61万3000人もいるとわかったのだ。

平日の昼間、多くの人々が仕事や学業に精を出すさなか、暗い部屋でひとり塞ぎ込む。定職に就かず、親が甘やかし続けるため、本人は怠けて部屋を出ない──。これが、マスメディアを通して語られ、世間で醸成(じょうせい)されてきた、ひきこもりのイメージだろうか。

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