くらし情報『左半身麻痺の精神科医が、繁華街で「夜だけ」開く診療所を開業した理由』

2020年2月8日 20:00

左半身麻痺の精神科医が、繁華街で「夜だけ」開く診療所を開業した理由

片上さんがアウルクリニックを開いたのは5年半前だ。診察は平日の19時から23時まで(火曜日を除く)。大阪市内でも夜間にやっている精神科はほとんどなく、これまで診たのは4000人以上。内科と皮膚科も併設しているが、8割は精神科の患者だ。

夜の精神科診療所を開くのに、あえてアクセスのいい繁華街を選んだのは、気軽に来てほしいからだ。

「普通の生活をしている人が、仕事や学校帰りに、フラッと入って、パッと何でも相談できたら、よくありません?」

軽い調子で口にするが、片上さんは朝9時から17時までは兵庫県加古川市にある精神科専門病院で常勤の医師として働いている。症状の重い認知症や統合失調症などの入院患者を担当。特急電車で1時間半かけて大阪に戻り、夕飯も食べずにクリニックに駆け込む毎日だ。

「ワーカホリックですよ!」

思わず突っ込みを入れると、うれしそうにぼける。

「おー、ヤバいじゃないですか。助けてください(笑)」

■先生の魅力は「話しやすい」

実は、片上さんは27歳のとき発症した、くも膜下出血の後遺症で左半身が麻痺している。左足を引きずるようにして歩くことはできるが、左手はまったく使えない。

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