くらし情報『殺処分寸前の犬が、医療や介護の現場で人間を救う「セラピードック」誕生秘話』

2020年2月22日 08:00

殺処分寸前の犬が、医療や介護の現場で人間を救う「セラピードック」誕生秘話

家族の名前すら言えなくなっていた患者が犬を介して記憶を取り戻す。車椅子生活をしていた患者が犬に促されてリハビリ意欲を取り戻す。伝説のブルースシンガーは米国で見た「犬が人を救う姿」に感銘を受け、42年間、日本でセラピードッグの育成を続けてきた。こだわったのは捨て犬を「人を救う犬」として生かすこと―。殺処分ゼロを掲げ、人々とふれあい、証明してきた「犬だから、できること」とは―?

殺処分寸前の犬が、医療や介護の現場で人間を救う「セラピードック」誕生秘話
ブルースシンガー/一般財団法人「国際セラピードッグ協会」代表大木トオルさん■人の速度に合わせピタリと寄り添う

東京都中央区にある特別養護老人ホーム『新とみ』。この施設のデイサービスルームに、30人ほどの高齢者が輪を作って座っていた。

椅子に座る人もいれば、車椅子の人もいる。誰もおしゃべりはしていない。みな表情に乏しく、虚空を見つめる人も目立つ。中には、認知症を患う人もいるという。

そこに楽しげな音楽とともに、ダブルの白いスーツ姿の男性が現れた。やや長めの髪と口にたくわえた髭に白いものがまじる。

一般財団法人国際セラピードッグ協会代表で、伝説のブルースシンガーとしても知られる大木トオルさん(69)である。

「みなさん、こんにちは!今日もセラピードッグがみなさんに会いにやってきました。

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