くらし情報『直木賞作家・白石一文、初の自伝的小説と「作家の耐久年数」を語る』

2020年3月2日 17:00

直木賞作家・白石一文、初の自伝的小説と「作家の耐久年数」を語る

直木賞作家・白石一文、初の自伝的小説と「作家の耐久年数」を語る
白石一文さん撮影/山田智絵
『一瞬の光』でデビューして20年。以来、人気作家として、26作を世に送り出した白石一文さん。

27作目となる本作は、以前勤めていた出版社の上司や同僚、小説家の父、担当編集者、いま生活をともにする女性などとの日々をつづった私小説だ。多くの作品が書き下ろしだった白石さんにとっては、めずらしい連載小説でもある。

■作家には賞味期限や耐久年数がある

「(私小説を書こうと思ったのは)年をとったからです。年をとると、これからする経験よりも今までしてきた経験のほうが圧倒的に多くなる。若いときは振り返ってもなにもなかったけれど、いまは振り返ったほうがたくさんのことがある。

だから、1度は(私小説を)やってみようかな、と思いました。そして、いままで出会った人々のほんの一部を書いたわけです」

“例えば、生まれたときに与えられた粘土があって、その量は限られているとする。その粘土を使って創作をしながら、人々は生きているが、62歳の白石さんがいま、45メートルのものを創作しようとしても、量が足りない。いままでの仕様ではなく、新たな仕様を模索しなければいけない”

いま白石さんが作家として置かれている状況をそんなふうに説明した。

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